工場見学レポート2020

工場見学レポート
食と健康社の宅配療養食作成現場をお見せします
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【入室前】
作業服と作業靴を着用した状態で4つの衛生対策を実施しています。

1.付着した異物の除去作業
粘着ローラーを使って念入りに異物を取り除きます。
ローラをかける順番を徹底し、ローラ紙は一回使用ごとに交換しています。
入室待ちで並ぶため、後ろの人は前の人の手が届かない部分をローラーし
時間の短縮と相互チェックの両立をさせています。

2.手洗い
30秒、手順に従って手を洗い、それを2回繰り返します。
また、手洗い場所には「衛生絶対5か条」が掲示されていて
自身に当てはまる項目はないかチェックできるようになっています。

3.靴裏のクリーニング
専用の機械(シューズクリーナー)を通して靴裏の異物や汚れを除去します。

4.エアシャワー室
16か所から強力な風が吹きつけるエアシャワー室に一人ずつ入ります。
10秒間吹きつけることで異物を吹き飛ばします。

【調理エリア】

作業者はチェックリストに当日や休日の体調等を記入しています。

新型コロナ流行後、「咳がないか」の項目が追加になったそうです。

作業後の清掃・整頓が行き届いた調理エリア

食材搬入口

冷凍庫・冷蔵庫は始業終業での温度チェックが行われています。

中は開封された日付が記されて管理されています。

調理器具:スープケトル
50㎏ものスープケトル。

調理器具:スチームコンベクションオーブン
「焼く」「蒸す」「煮る」「炊く」「炒める」など
多彩な調理を行えるオーブン。
食材を並べたワゴンごと入れることができるため
大量の料理を一度に運び入れて調理することができます。

調理器具:ブラストチラー
急速な冷却を行い細菌の繁殖を抑えて食品の安全と美味しさを守ります

消毒保管庫
使用済みの食器や調理器具を消毒・乾燥して保管する場所。
使い方や見本付きで確認できるようになっていました。

食材受け渡し口
エリアをしっかり区切ることで異物混入リスクの低減をしています。

【盛り付けエリア】

作業後の綺麗に清掃されたコンベア
15mのベルトコンベアの左右で12名の方が作業します。

作業する方全員、タイマーで1時間ごとに
髪がはみ出たりしていないかの相互チェックを行っている
そうです。

作業の様子はこちら


使う食材をきちんと盛り付ける場所、カテゴリに分類して管理しています。

盛り付け後のお弁当に蓋を結着するシーラー
蓋をするだけでなく、綺麗にトリミングしてくれます。
動いている様子はこちら


調理済みの食材をパウチする機械。 ここで特養向けのパックを作ってます。

お弁当に貼るシールも枚数で管理されています。

異物混入チェックシート
発見した異物の記録を残しています。
以前は透明な手袋を作業に使用していたそうですが
異物混入を防ぐ観点から目立つ青色の手袋に変えたそうです。

搬出用冷凍庫
ここにお弁当を1日置くことで完全に凍ります。

特養向けのパックも冷凍庫で一緒に凍結させています。